チャットモンチーの話

 

チャットモンチーといえば、ガールズバンドの筆頭。女の子がコピバン組むことになったらチャットとGO!GO!7188はかならず候補曲に入っていた覚えがある。わたしも中高の頃まではよく聴いてた。チャットの初武道館もちゃんと観に行ったくらい。

でもなんとなく、「告白」リリース後くらいから追わなくなってしまった。「告白」がなんとなくしっくりこなかったのと、くみこんが脱退してしまったことが大きな所以。「告白」は個人的に大好きな「染まるよ」「Last Love Letter」が入ってるし、果敢にチャレンジしたのが伺える意欲的な作品だった。でもなんか違うって思った。

追い打ちをかけるようなくみこんの脱退。3人はほんとうに理想的な3人で、例えばPerfumeみたいな、奇跡的なバランスでもってずっとこの3人で続けていくものだと思ってた。だからこそ、ほんとうにびっくりした。脱退後発表された「満月に吠えろ」は聴いた。結構よかった。でも違和感はもう払拭できなくて、ここまできた。

わたしが遠のいていた間も、チャットはがつがつ活動していた。CMに曲提供していたり、たくさんの音源を世に出していたり。えっちゃんの結婚出産もあったようで。そうしていつもちょっと気になる存在としてちらちら目の端に捉えていたチャットを、メトロック初日参加という期に聴いてみたのだ(3回目)。やっぱりチャットの曲はいいメロディーでなんかあんしんした。やっぱりそうだよね。歌詞も変らず等身大だった。サラバ青春の女の子が、大人の女性に。いつもわたしよりちょっと先を歩いていたチャットモンチー。今やっと恋の煙が理解できるくらいの歳になって、また数年後、今のチャットの曲がまた心から理解できるようになるのかな、とそんなことを思いました。

添付した曲、主人公の女の子の様子が、ミドリカワ書房の「誰よりもあなたを」を少し彷彿とさせるキュートさだったので、是非。

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